地点15

ここは円長寺駅前跡だ。奥に見えるオレンジの車両は、キハ2��形と呼ばれた車両で、三枝鉄道のキハ1形5として誕生。当初はガソリンカーだった。そして同鉄道が電化されるときに不要となり、5両あったうちの1両を別府鉄道が買い取った。この車両は主に野口線旅客列車として活躍した。両端には荷物台を持ち、野菜や自転車など重量のあるものはすべてここに入れておいたそうだ。連結器もついていたが、あまり使用されなかった。野口線の主力であった。さて右下の写真を見てもらおう。これは円長寺駅の時刻表なのだが、どれだけ列車の運行本数が少なかったか想像できる。