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寝台急行銀河号その1
なは・あかつきを見送る際に人ごみに巻き込まれて疲れてしまったのと、銀河の発車まで時間があるので、いったん改札の外へ出てみることに。
北陸方面に向かう列車の表示を見る。大阪駅を通る夜行長距離列車も次第に減ってきている。
こちらにも人だかりが。この表示も明日から消えてしまうのだ。
さて、暇つぶしに駅前のヨドバシカメラマルチメィア梅田のMacのコーナーをうろうろして、MacBookの最新機種をお試しする。今こうして原稿を書いているのはその後購入したMacBookだったりするわけで。
さて、駅に戻ろう。既に10・11番ホームは鉄道ファンでいっぱいになっていた。特に先頭の方は身動きも取れない。
すごい人・人・人。
こちらも今夜限りの停車位置表示。ここから銀河がなくなってしまうのは本当に寂しい。
さあまもなく銀河の入線。テレビカメラもやってきてお祭り状態。
三脚舞台も登場。というか前が見えない…。
入って来た！
かろうじてEF65-1112の先頭が見える。携帯電話のカメラ撮影もだいぶ増えたもんだ。
銀河はそろそろと入線するが、ホームからはみ出した人が多すぎるためか一旦手前で停車してしまう。駅員の必死の誘導により徐行しながら本来の停車位置まで進む。このとき既に発車時間が近づいていた。
客車に近づこうにも人が多すぎて手前へ進めない・・・。恐れ入りながら人をかき分けて一番近くの車両へ乗り込む。自分の寝床がある車両までこれまた車内の人の間を通り抜けながら進む。
最後の銀河で過ごす車両はオハネ25の207。生粋のB寝台車両だ。
大阪駅を数分遅れで出発。ホーム上にカメラを向ける人多数。
ホームの端には三脚で立ち上がる人の影も。こんなところに立ち上がって大丈夫なのか…
夜行列車の旅の始まり始まり。もっとも、この区間を走るブルトレももう残り少ないのだが…。残念である。
寝台列車のお供は寝台備え付けの浴衣。いつも見るのだが恥ずかしいので着たことはない。しかし、ぜひ家に持って帰りたい一品である。
こちらも定番のスリッパ。鉄道リネンのロゴはないシンプルなものだった。車内の移動はスリッパの方が快適でいつも重宝する。
今夜の寝床はB寝台1階。銀河の中でも一番安く寝られてかつ広々している席である。テーブルを広げて時刻表とにらめっこ。
寝台側窓周り。この車両は禁煙なので灰皿は撤去済み。よく考えるとよく最終日の銀河で禁煙車の券を取れたものだと思う。
寝台上部にあるテーブル。ここにはいつも次の日の朝食を置くのに利用していた。
天井を見上げる。円形のライトがまた時代を感じさせる。ライト横のダクトは空調用。2階寝台のカーテンレールが一部見える。
通路側を眺める。ネグセ直しに便利な鏡ほか。いつも通路側の1人掛け座席は、向かい合う寝台の4人の住人の間で取り合いになる。横の座席に座ろうものなら隣から苦情を受けることもしばしば。
別途に設置された柵の組み立て方の説明板。こんなところにまで国鉄臭が残っている
京都駅着。ここでも大勢のファンが見送る。
すごい人。こんな状態でちゃんと写真は撮れたのだろうか。
さて、車掌さんが回ってきて無事検札完了。途中指定席券なしで乗り込んできた乗客が車掌になんとかして乗れるように交渉していたが、途中駅で降りるように正されるアクシデントも目の前であった。
大津駅。そろそろ眠たくなってきたが、通路側からは数かに声が聞こえる。皆銀河の思い出などについて語っているのだろうか。
ということで、本日はこの辺で寝ます。おやすみ。そしてつづく。