今月の青野ダム:00/3月号


今年は春の訪れが遅いようです。でも湖の駐車場は混雑し始めました。


2000年3月12日(日)午後 青野ダム

 3月に入って急に春めいて来ました。3/12時点で水温は9.0℃となり、先月末(2/26)の6℃から上昇し始めました。去年の場合は最低水温の5.5℃が2月7日に観測されましたが、今年の最低水温は2/26の6℃ということになりました。冬の訪れが遅かったのに伴って、春の訪れも遅れているのでしょう。なお水位は相変わらず超満水位を維持しています。

 


 上の写真は3/12午後の末東公園の駐車場の光景です。実はこのシーズンにこんなに沢山の車が停まっているとは予想していませんでしたので、少しびっくりしてしまいました。全ての車が釣り人のものではなさそうで、カヌー愛好家たちのグループがテントを張って何やらイベントを催しておられました。勿論、この駐車場の下の湖岸からはバスアングラーたちのアルミボートが何艘も出ていたようです。また相変わらずエンジン船が何艘か出ていました。湖の水質保全の観点から、エンジン船の乗り入れは、どうかおやめ戴きたいと思います。

 さて、3月7日付けの朝日新聞(朝刊の三田版)をお読みになったかたも大勢居られると思いますが、この春から「千丈寺湖(青野ダムの別名)を守る会」という活動が発足し、周辺住民の皆さんや青野ダムの利用者の団体が結集して湖の環境保全活動を行うことになりました。私たちクリーンアップ青野ダムもできれば参加していこうと考えています。

 これまでの日本の社会は、そこにずっと昔からあるものや誰かが整備してくれたものをただ利用するだけだったような気がします。青野ダムも同じことが言えるのではないでしょうか。国や県が多目的ダムとして建設し、県や市が整備したダム湖の周辺が公園になり、素晴らしいアウトドアスポーツのフィールドが出現しました。そして大勢の人たちが訪れるようになった訳ですが、残念ながら「使いっぱなし。後片づけ無し。」というのが現状です。

 私たち釣り人は、水があって魚が居て、はじめて活動できます。青野ダムはそんな貴重な釣り場の一つです。これからもずっとずっとこの素晴らしいフィールドで釣りが楽しめるように、皆さんもゴミのことや周辺住民の皆さんのことを考えてみて下さい。よろしくお願いします。


水位:超満水(先月末から変化なし)
水温:9.0℃(岸辺)


前号(00/02月)


Index | Menu | Report | Reason | Activity | Link | Voice | Link | Staff