フライフィッシングでは、ルアーフィッシングの時とはまったく違うキャスティングをマスターすることが必要です。ルアーのように自重があれば、ロッドを振るだけで遠心力とロッドの反発力で飛んでいってくれますが、フライのように自重がほどんどなく、フライラインの重さだけでフライを30ｍ近い彼方に運ぶわけですから、ルアーキャスティングとは全く異なる動きが求めらるのです。

　フライフィッシングを始める時に最初にぶつかる難関が、この「フライキャスティング」なのです。また言葉や図を使って説明しても、身体の動きや力の入れ加減・タイミングなどはなかなか理解できません。結局はご自分で何時間も練習されるしかないのですが・・・。

　でも、フライキャスティングを一度身に付けると、ちょうど自転車の乗り方を覚えたときと同じで、身体が覚えてくれます。そして素晴らしいフライフィッシングの世界が皆さんの目の前に現実のものとして現れてくるのです。

　このページではフライキャスティングの基礎を、写真入りでご紹介することで、最初の関門を少しでも早く通り抜けられるよう、皆さんをご支援したいと思います。